- カートリッジスロット
- ACアダプタ端子
- A/V入力端子
- A/V出力端子
メガドライブを32ビット機に拡張する
アップグレードブースター。
16ビット機であるメガドライブを32ビット機にパワーアップするアップグレードブースター。
メガドライブまたはメガドライブ2に装着することで各種能力が向上、特殊チップなしでもポリゴンによる3D表現が可能となる。またサウンドも向上している。
スーパー32Xを装着したままでも従来のメガドライブ用カートリッジやメガCDディスクが使用できるところもポイント。
型番 | HMA-0001 | |
---|---|---|
CPU | SH2(23MHz)×2 | |
メモリ | RAM | 2Mbit |
VRAM | 2Mbit | |
サウンド | PWM音源 | |
表示能力 | VDP | セガカスタムLSI |
ディスプレイ | 家庭用テレビジョン | |
カラー | 32,768色 | |
映像出力 | VIDEO(付属のモノラルディンプラグコード使用)/RF(別売のメガドライブ2専用RFユニットにてテレビの1チャンネルまたは2チャンネルより出力)/RGB | |
スロット | カートリッジスロット | |
電源/消費電力 | 専用ACアダプタ DC10V / 約4W | |
外形寸法 | 115(W)×210(D)×100(H) mm | |
付属品 | ACアダプタ、取扱説明書、メガドライブ接続ケーブル、メガドライブ2接続ケーブル、メガドライブ2用スペーサー、モノラルディンプラグコード |
スーパー32Xは、ゲーム機の主流がセガサターンやプレイステーションなど「次世代ゲーム機」と呼ばれる32ビットマシンへと移行していく中、国外で高いシェアを誇るメガドライブ(ジェネシス)を有効活用させる目的で発売された。
SH2(セガサターンとの互換性はない)を2個搭載し、メガドライブの開発ノウハウをそのまま生かせる上、それまでの16ビットゲーム機では困難だった3D表現を生かしたタイトルやアーケードゲームの完全移植版が登場するなど、対応ソフトウェアの評価は高いものがあったが、発売がセガサターンとほぼ同時であったこと(セガサターン:1994年11月22日発売、スーパー32X:同年12月3日発売)と、価格差により時間がかかると思われていた次世代機への移行が比較的スムーズに行なわれたことにより、その使命は短いものとなってしまった。
スーパー32Xの外箱は黄色と黒が基調になっており、裏面にはスーパー32XCD(国内未発売)についての記述も見ることができ、接続できないメガドライブ互換機のリストなども掲載されている。
一部マシンについてはメーカーに依頼することで、32Xを使用可能な状態に改造してくれるサービスが実施された。
下の画像クリックで拡大表示されます。
※パンフレットに記載されている価格・問い合わせ先等は当時のものです。
“16”から“32”へ…。メガドライブ新次元
メガドライブのパワーアップアイテム、スーパー32X。このスーパー32Xを装着するだけで、16ビットのメガドライブが32ビットマシンに生まれ変わる。
性能を格段に向上させる秘密は、2つも搭載されている新チップSH2だ。これによりメガドライブのアタマは更に良くなり、それまで難しかったことが可能になった。
それら一つひとつが、高速演算処理であり、ポリゴン表現であり、飛躍的に増えた色数であり、グレードアップしたサウンドとなってダイレクトにキミに伝わる。
早くも驚異のラインナップ
高水準の技術を、もっと身近に感じてほしい―
そんな思いからスーパー32Xは32ビット機の常識を破る低価格を実現。
『でもソフトの値段が高くては…』と心配の方へ、ソフトも同様のコンセプトにより、現行のメガドライブソフト並の価格で提供していきます。
身近な32ビット機としてのスーパー32X。それは今まで、メガドライブを支えてくれた皆様への感謝の気持ちでもあります。
さぁ、早くもさまざまなジャンルがそろったスーパー32X専用ソフトに、乞う御期待!!
(以上、当時のパンフレットより抜粋)