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セガサターン

次世代ゲーム機戦争を戦った、
国内最大ヒットゲーム機。

◆ 発売日:
1994年11月22日
◆ 価格:
44,800円

これまでのゲーム機から一歩進んだ32ビットマルチメディアマシン。セガ6番目の家庭用TVゲーム機として開発されたため、太陽系第6惑星から名付けられた。
32ビット RISC CPU「SH2」を2個搭載し、ポリゴンによる3DCGゲームや、大きく表現の向上した2Dゲームなどが登場。映像やオーディオ再生機能といったマルチメディア機能も強化され、日本ビクターからは「Vサターン」、日立からは「ハイサターン」が登場した。
また、アーケードではセガサターンとの互換性を持つ業務用基板「ST-V」も登場し、人気タイトルをスピーディーに家庭用へ移植することができるようになった。
オプションでオンラインプレイにも対応。人気タイトルのネットワーク対戦のほか、マルチプレイRPGなども発売された。



  • 電池カバー/拡張スロット
  • 拡張通信端子
  • 電源端子
  • AV出力端子
  • カートリッジスロット
  • CDドア
  • パワーボタン
  • パワーランプ
  • オープンボタン
  • アクセスランプ
  • リセットボタン
  • コントロール端子

型番 HST-3210
CPU メインSH2(28.6MHz、25MIPS)×2
サウンド68EC000(11.3MHz)
メモリ ワークRAM16Mビット
ビデオRAM12Mビット
サウンドRAM4Mビット
CDバッファRAM4Mビット
IPL ROM4ビット
バックアップRAM256Kビット
グラフィック 解像度320×224ドット他
同時発色数1677万色
パレット発色2048/1024色
スプライト拡大縮小、回転、変形スプライト
スクロール 最大5面
XYスクロール面4面
回転スクロール面2面
拡大縮小面2面
ウィンドウ面2面
特殊機能横ラインスクロール
縦セルスクロール
拡大縮小
CG性能 ポリゴン専用ハードウエア搭載
特殊機能ワイヤーフレーム
フラットシェーディング
グローシェーディング
サウンド PCM音源またはFM音源32CH(量子化数16ビット、サンプリング周波数 MAX44.1kHz)
オーディオDSP搭載
その他 CDドライブインテリジェント倍速CDドライブ
使用電源 AC100V±10% 50/60Hz
消費電力 約15W
使用環境 温度 5~35度
湿度 20~80%RH(結露なきこと)
外形寸法 260mm(W)×230mm(D)×83mm(H)
付属品 電源コード、ステレオAVケーブル、取扱説明書、コントロールパッド×1、リチウム電池(CR2032)

次世代機戦争

8ビットマシンから16ビットマシンへと進化してきた家庭用ゲーム機。その進化はとどまることなく、家庭用ゲーム機は処理スピードや画像処理能力が格段にアップした“次世代機”と呼ばれる32ビットマシンの世界へ突入する。

1994年3月に登場した松下電器「3DO REAL」を皮切りに、94年11月には「セガサターン」、12月にはソニー・コンピュータエンタテインメント「プレイステーション」、NECホームエレクトロニクス「PC-FX」が発売。そして少し間をおき1996年6月には任天堂「ニンテンドウ64」が発売され、熾烈なシェア争いが繰り広げられた。

これらの現象は「次世代機戦争」とも呼ばれ、ゲーム業界のみならず、広く一般の注目を集めた。


セガサターン互換機

サターンはセガの「セガサターン」以外にも、日本ビクターから「Vサターン」(1994年11月22日発売・44,800円、1996年6月7日発売・20,000円)が、日立からはビデオCDとフォトCD機能が標準装備された「ハイサターン」(1995年4月1日発売・64,800円)が登場した。
後に「ハイサターン」はカーナビ機能を追加した「ゲーム&カーナビ ハイサターン(1995年12月6日発売・150,000円)」として、サターンで唯一小型化が図られた。


  • Vサターン

  • ハイサターン

  • ゲーム&カーナビ ハイサターン
セガサターン 外箱

セガサターンの外箱は、シンプルながらも金色をベースに高級感をアピール。背面には機能の簡単な説明と、各種周辺機器が紹介されている。
また、環境への影響を配慮し、「セガサターン」「スーパー32X」より、セガから発売されるゲーム機・周辺機器で、これまで梱包に使用されていた発泡スチロールが廃止となった。

メガドライブから始まったゲームソフト同梱の「プラスワンパック」も、『バーチャファイターリミックス』が同梱された「セガサターン百万台キャンペーンボックス」などが発売された。

また、後期において、デザインを変更し低価格化された廉価版、通称「白サターン」(1996年3月22日発売・20,000円)が発売され、それに合わせた白い外箱となった。


パンフレットギャラリー

下の画像クリックで拡大表示されます。

※パンフレットに記載されている価格・問い合わせ先等は当時のものです。

◆ WELCOME TO THE NEXT LEVEL

VIRTUA WORLD - バーチャワールド

32ビットツインRISC-CPUが生むハイスピードな動き、ポリゴン+3DCGによる立体感、PCM32チャンネルの迫力サウンド。
これはもう、超リアルな異次元体験。
最先端のテクノロジーが、ゲームをここまで進化させた。

FANTASIC WORLD - ファンタジックワールド

流れるような動き、目の覚めるような色彩と質感、そして魅惑のキャラクターたち。
スーパーグラフィックワークが描く、新しくも不思議な夢の世界。
ここには、今までになかった楽しさがあふれている。

DRAMATIC WORLD - ドラマティックワールド

冒険、推理、サスペンス…。
プレイヤーが思わずはまりこむ、新感覚のインタラクティブ・ストーリー。
ハイクオリティCG+実写のリアル映像が、新たな感動と興奮を紡ぎ出す。

NEW STANDARD WORLD - ニュースタンダードワールド

驚異の処理スピード、そして進化したグラフィック機能により、親しみのあるゲームが格段にクオリティアップ。
ワクワクするような全く新しいゲームとして生まれ変わった。


(以上、当時のパンフレットより抜粋)