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先ほどのお話でも少し出たので改めて伺いますが、『ゲイングランド』は1~2人で遊ぶテーブル筐体がポピュラーですが、3人で同時プレイできる筐体(3Pバージョン)があるとの噂を耳にしたのですが……。
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あったというか……『ゲイングランド』は、まず海外用の3P筐体のもので開発を始めたんです。この筺体は『カルテット』用に作られて以降、3Pモノに延々使いまわされていました。営業上、日本のゲームセンターの状況も考えてテーブル筐体向けも作ろうって、2P版を最終的に作ったんです。
3P筐体という形では発売されなかったけど、『カルテット』などの筐体のコンバージョンキットとして出てはいたから、多くなくても日本でもプレイした人はいると思う。
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3Pバージョンは、2Pバージョンとどういうところが違うんですか?
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システム的にプレイヤーをMAX3Pで作っておいて、2Pまでしか遊べないようになっているだけです。だから3P版ではキャラクターオーバーで絵が崩れたりすることがある(笑)
システム24は画面が緻密になったにはなった。でもキャラクターRAMは(容量が)小さいので、画面いっぱいの大きなキャラクターを出すことができなかった。小さなキャラクターをワサワサと出すしかないというハードだったんです。
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それならば、3P版では2人よりも3人でやると攻略が簡単になるんじゃないですか?
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『カルテット(1986年)』の筐体。
「3Pと2Pの最大の違いは、実はソフト面ではなくて、コイン投入口なのね。2P筐体はコイン投入口は一個で、それぞれのプレイヤーにスタートボタンがあるけど、3P筐体はそれぞれのプレイヤーごとにコイン投入口が用意されています。」
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