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でも、ゲームに関しては特に詳しかったわけではありません。当時の主流はアーケードゲームで、ゲームセンターに行かない私には馴染みもなかったし、家庭用のゲームに関してはファミコン発売後まもなくで、まだメジャーではなかったですね。

だから私はゲームそのものを新しい世界と受け止めて、セガに入社することに決めたんです。
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入社後は、どのような作品のデザインをしましたか?
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最初は広告グラフィックをやることになると思っていましたが、ゲームを作っている現場を見ると、ゲーム制作も面白いかも、という気持ちになったんです。

それで入社してすぐに『チャンピオンボクシング』のキャラクターを描かせてもらって、あとはアーケードの『忍者プリンセス』等もやりました。デザイナーの数も少ないし、制作時間も短いので、年間に5~6本を掛け持ちする時もありましたね。

家庭用だと『アレックスキッドのミラクルワールド』とか『ダブルターゲット シンシアの眠り』の絵を描いています。(進行中のプロジェクトに)ヘルプで入ってちょこちょこ描くのは日常茶飯事で、『覇邪の封印』のドラゴンだけ描いたりとか、『ブラックオニキス』の敵キャラのひとつだとか色々やってます。

色々やりすぎて、細かいヘルプ作品など忘れてしまっているタイトルも多いのですが……(苦笑)。
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それらの中から今回は『ファンタシースター』についてお話を伺いたいと思いますが、まずはどのような経緯で企画がスタートしたのですか?
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その時はデザイナーだったので、どのように企画があがってきたかはよく知らないし、覚えてないというのが正直なところです。

ただ、当時「ドラクエ(ドラゴンクエスト)」が流行っていた頃だったので、セガはハードメーカーとしてRPGが必要だろうという考え方がありました。

それともうひとつは、純粋にRPGを作ってみたいという人がチームに集まっていたこと。そういうところから『ファンタシースター』は、スタートしたのだと思います。
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チームはどのようなメンバーで構成されていたんですか?
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小玉さんがデザイナーとして携わった作品

[アーケード]

・チャンピオンボクシング

・忍者プリンセス

・カルテット

[SC/SG・MK3]

・チャンピオンボクシング

・アレックスキッドの ミラクルワールド

・ダブルターゲット シンシアの眠り

・ファンタジーゾーンII オパオパの涙

・ファンタシースター

・ブラックオニキス

[メガドライブ]

・獣王記

・アレックスキッドの天空魔城

・ファンタシースターII 還らざる時の終わりに

・シャドーダンサー

・ソニック・ザ・ヘッジホッグ

ディレクター、プロデューサーとして携わった作品

[メガドライブ]

・ファンタシースター 千年紀の終りに

[セガサターン]

・魔法騎士レイアース

・ディープフィアー

[ドリームキャスト]

・エターナル アルカディア

[ゲームキューブ]

・エターナルアルカディア レジェンド

─ 他 多数タイトルを担当。

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