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マーク3版の『ファンタジーゾーン』といえば、4面と6面でアーケード版とは異なるボスが登場しますが、あれはどういった経緯でそうなったのですか?
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アーケードにもともとあったボスに関しては、なるべくアーケード通りにいこうと思ってたんで、多少の見た目の違いはあるけど、とにかくアーケードと同じクリアーの仕方さえできれば、っていうふうにやっていた。
だけど、4面と6面のボスに関しては(セガマーク3自体の)スペックの問題で再現するのが難しかった。それで差し替えになったのね。
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ボスの差し替えは、いつ頃どの段階で決まったんですか?
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あれはね、『ファンタジーゾーン』をやることに決まって会議が終わり、席を立つ時にプログラマーから、「あのボス、どうする?」って言われて……。
「うーん、たぶんあのまんまじゃ無理だから、キャラクターはしょるか、別のモノにするしかないねぇ」って言ったのがはじまり。だから、企画立ち上げの時とほぼ同時。とにかく、まず心配したのはボスでした!
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それじゃあ「このボスはできるだろうか」みたいな検討はしないで、最初から「4と6は無理」みたいな……
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アーケード版4面ボス 「クラブンガー」
2本の腕をくねらせて弾を飛ばして攻撃してくる。腕の各パーツに3発ずつ攻撃を当てなければならない。スマートボム3発で簡単に倒すことができる。
アーケード版6面ボス 「ウインクロン」
回転する6本の渦巻きに当たらないように中心の目を攻撃しなければならない。時間がたてばたつほど渦巻きの回転スピードは速くなる。
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