福永僚太郎(ふくなが・りょうたろう)
『J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!'04』
プランナー

2002年、 『90minuites』 (DC版 『スペクタクルサッカー』 の欧州版) の実況担当になってから、企画開発部のプランナーとして 『サカつく3』 『サカつく'04』 と続けて実況まわりを担当。

『J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!'04』 (以下 『サカつく'04』 ) について探る、
シリーズ第2回目のゲストは、
実況シーンを担当した
福永僚太郎プランナーです

 第2週 プランナー 福永僚太郎  第1週 第3週 第4週

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 みなさん、充実した 『サカつく'04』 ライフは送っていますか? 
さて、先週の 「SEGA VOICE」 では、村山健司ディレクターに 『サカつく'04』 の魅力を存分に語ってもらいました。今週はテーマを 「実況」 だけに絞ってお話を聞いていきます。いまやサッカーゲームには 「実況」 は欠かせない存在。 「実況」 のスペシャリストとして、開発に携わる福永僚太郎さんの登場です。
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――今やサッカーゲームには 「実況」 がなくてはならないものになっていますね。

福永■そうですね。しかし、ゲームの中で実況があるからと言ってびっくりするものではないし、実況の出来がいいからと言ってゲームの評価を何段階も上げてくれるものでもないんです。だけど、なかったら味気ない。 「実況」 とは、ゲームの中でそういう存在なんです。

ユーザーさんが遊ぶときに音を切ってしまえばそれでおしまいですから、実況の担当としては、 「毎回、違うこと言うなぁ」 「新しいことをいつも言うなぁ」 と感じられるように工夫をしています。まぁ、 『サカつく』 のなかで 「実況」 はあって当たり前という前提なので、それが難しいんですが……。



――なるほど。実際に福永さんが担当されている 「実況」 の仕事というのは、どういうお仕事なんでしょう?

福永■まずは実況や解説をする人を決める人選から始まって、スケジュール調整、解説をする人に合わせて台本を書いて、スタジオでの収録。最後にゲーム中で音が出るようにスクリプトを組んで、すべてのチェックが終わったら実況の仕事は終わりです。

――順番に聞いていこうと思いますが、まず 「人選」 のお話から。これはどのような基準で決定されるんですか?

福永■うーん、実際、このあたりはトップダウンのことが多いです (笑)。例えば、今回初めて解説をお願いした反町さんは、川越隆幸プロデューサーからのトップダウンですね。川越さんがテレビで解説を聞いていてすごくわかりやすかった、と。サッカーをあまり知らない人にも、わかりやすい言葉で的確に解説してくれるんです。それですぐにお願いしました。ちなみにその時はもうアルビレックス新潟の監督になっていて、 『サカつく』 では初のJリーグ現役監督の登場になったというわけです。

―― 「台本」 は福永さんが書くのですか?

福永■はい。例えば、八塚さんの場合は、ここ三年間ぐらいの八塚さんの実況している試合をすべてビデオで観て、特徴的なワードを抜き出します。ゴールした時の 「来たーー!」 とか、スタメン発表時の 「取り急ぎスタメン発表をいたします」 とかですね (笑)。

台本には具体的な台詞とそのシチュエーションを書いていくんですが、八塚さんの台詞だけで、5万以上の数があります。もっとも選手名など単語だけのものもあるし、同じ台詞だけどハイテンションで読むもの、ローテンションで読むものなどもありますのでそんな膨大な台詞の量になってしまうんですね。

―― 「収録」 はどんな感じで行われるんですか?

福永■スタジオで収録する時は、ゲーム画面を見ながら台詞を言うわけではないんですね。試合中の台詞だったら、試合中を思い浮かべながら台詞を読んでもらう。ノリノリで (笑)。八塚さんの場合、試合中の台詞はノリノリになって読んでもらえるんですが、選手名だけを何百ページも読むときは眠くなるみたいですね…… (笑)。

――他の解説陣の 「収録」 風景のおもしろエピソードがあったら教えてください。

福永■反町さんの収録は去年の暮れに行いました。アルビレックス新潟が天皇杯を戦っていた時だったので、少しノドが嗄れていました (笑)。“知将” と言われるだけあって、おもしろい台詞まわしも多いですね。 「サッカーはエモーショナルなスポーツだ!」 とか。

木村さんはフットサルのチームを持っていて、収録の前日に “打ち合わせ” があったそうなんですよ。スタジオに到着して台本を見るなり、「今日は声が出ないんだ。台本を半分にしてくれ……」 なんて言って (苦笑)。
水沼さんはテレビ慣れしているのもあるんでしょうけど、読むのがすごくうまいんですよ。ほとんどリテイクがありませんでした。

ジローラモさんは、収録中もテンションが高いですね (笑)。ワンテイク毎に、こっちを見るんです。その度にOKサインを出して…… (苦笑)。台本も 『サカつく3』 の時は、ローマ字表記の台本を用意したんですが、今回は日本語オンリーでいっちゃいました。

あ、そうそう、いつもは八塚さんが実況しているんですが、試合を 「ハイライト」 で見ると、時々ジローラモさんが実況をしてくれます。しかも、八塚さん風に。 「来たーー!」 とか 「取り急ぎ」 とか (笑)。そればかりか試合と全然関係ないことをしゃっべってることもあります。 ……お楽しみとして入れてあるので、ぜひ 「ハイライト」 に注目してください (笑)。

――最後に、この台本の山を見ながら (笑) 、メッセージをお願いします。

福永■八塚さんに収録時、 「電話帳だね」 なんて言われていたんですが、あらためてこのファイルを見てみると確かに電話帳くらいありますね (苦笑)。

『サカつく』 のゲーム性かもしれないけど、だんだん試合をスキップするようになるじゃないですか。だけど、試合のリプレイなんかは、選手の成長度合いによって台詞が変化する
ので参考にしてほしいですね。

自然に試合を見ているように、自然に耳から入って、自然に消えていくのが、 「実況」 として一番自然じゃないかな、と思うんです。 『サカつく'04』 で遊ぶときは、ぜひ音を出して遊んでくださいね!



PS2 『J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!'04』
発売日:2004年6月24日  価格:6800円 (税込7140円)
ジャンル:スポーツ育成シミュレーション
● 『サカつく'04』 公式サイト
● 『サカつく'04』 製品説明ページ

● セガダイレクト 『サカつく'04』

 
大内孝悦

次週の 「SEGA VOICE」 は7月15日 (木) 更新!
『サカつく'04』 3週目は、テレビ CM から、店頭での販促まで、を手がけた、宣伝担当の大内孝悦が登場します。
おなじみ、"サカつQuiz"や、"うんちく篇"、そしてベンゲル監督が登場した、 数々のCM に関する、とっておきの話や、宣伝の現場からの生の声をご披露します!


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