2024.03.08

株式会社セガ

大歓声と涙に包まれた9時間!セガ音ゲー公式全国大会『KING of Performai The 5th』全国決勝大会公式レポート

株式会社セガは、アーケード音楽ゲーム『maimai でらっくす』『オンゲキ』『CHUNITHM』の公式全国大会『KING of Performai The 5th』の全国決勝大会を、2024年2月25日(日) に開催いたしました。

5度目の開催を迎える今大会では、日本国内で稼働中の『maimai でらっくす』『オンゲキ』『CHUNITHM』3タイトルに加え、昨年に引き続き、各地域で稼働中の『maimai DX』『CHUNITHM』International ver.の全国大会も同時開催。国内版ファイナリスト24名、International ver.ファイナリスト4名の総勢28名がセガ本社に集結し、頂点を目指して争いました。

さらに、今大会では初の試みとしてパブリックビューイングを開催。セガ本社内の特設パブリックビューイング会場に約300名が集まり大会を観戦しました。9時間にわたる長時間の大会にも関わらず、会場は終始熱気に包まれ、試合のたびに大歓声が沸き起こっていました。名勝負が連続した今大会の模様をレポートでお届けします。

ファイナリスト総勢28名と出演者
ファイナリスト総勢28名と出演者
パブリックビューイングからは約300人の観客が選手にエールを送った。
パブリックビューイングからは約300人の観客が選手にエールを送った。

なお、全国決勝大会の模様はYouTubeにて全編無料でアーカイブ配信をしております。また、大会公式サイトでは大会結果ページを公開いたしました。是非ご覧ください。

KING of Performai The 5th 全国決勝大会

YouTube生配信アーカイブはこちらから!

『maimai でらっくす』全国決勝大会

3タイトルの中で最も歴史の長い『maimai でらっくす』部門では、ここまで3連覇を成し遂げている絶対王者「YOSHI☆NX」選手が4連覇の偉業を成し遂げるのか、はたまた他の選手が栄冠を掴み取るのか、勝負の行方に注目が集まった。

一回戦は、第1試合「るり」選手が、初出場の「・×・」選手を下して勝利。第2試合は、ともに昨年は初戦敗退で苦汁を飲んだ「ReMiRiA」選手と「㠭㠭㠭㠭㠭(´д`)㠭㠭㠭㠭㠭㠭」選手が対決し、「ReMiRiA」選手が2トラックともALL PERFECTを叩き出す圧巻のプレイで華麗に勝利。第3試合では「たけるん」選手が、お互いを知り尽くしたライバル「てんぷら」選手を打ち破り準決勝へ進んだ。第4試合では、昨年12月に開催されたLCQ(Last Chance Qualifier=最終予選)を勝ち上がって全国決勝大会への出場権を手にしたLCQ代表「クラウド*RJ」選手が登場。絶対王者「YOSHI☆NX」へ果敢に挑むも破ることはできず、「YOSHI☆NX」選手が勝利した。

続く準決勝では、第1試合「るり」選手と「ReMiRiA」選手が対戦。前回大会でも対戦したことのあるこの2人だが、「ReMiRiA」選手がここでもALL PERFECTを見せつけ、「るり」選手にリベンジを果たした。第2試合「YOSHI☆NX」選手vs「たけるん」選手も前回大会、同じく準決勝で対戦した因縁の組み合わせ。「今年は勝ちます」と宣言した「たけるん」選手だったが、2トラックともリードを取った「YOSHI☆NX」選手の勝利となった。

決勝戦にコマを進めたのは、ここまでALL PERFECTを連発し勢いに乗っている「ReMiRiA」選手と、4連覇が懸かる「YOSHI☆NX」選手。決勝では、お互いの自選曲に加えて、運営が指定する課題曲を含めた3曲の合計スコアで競うこととなる。
決勝戦で2人が選んだ楽曲は、どちらも「Latent Kingdom」。お互い自信を持って挑んだ1トラック目は「ReMiRiA」選手がリードするも、その差は僅か。2トラック目は、自選曲が被った際のルールに則り、運営が指定する課題曲「PANDORA PARADOXXX」の難易度Re:MASTERで戦うこととなったが、ここでも「ReMiRiA」選手がリードを守った。ついに絶対王者の陥落なるか、勝負の行方は3曲目の運営指定課題曲へ託された。
両選手が3曲目のプレイをスタートすると、ゲーム画面に特別演出映像が映し出され、新曲『系ぎて』(rintaro soma)が登場。しかし、サプライズはまだ続いていた。プレイが始まると思いきや、画面には”Re:MASTER unlocked”の文字。難易度がMASTERからRe:MASTERに変化し、続いて画面に映し出された「15」の数字にパブリックビューイング会場からも絶叫が沸き起こる。史上2曲目となるレベル15の登場に、ただならぬ雰囲気でプレイがスタート。結果、容赦のない難譜面に果敢に立ち向かい、ここまでの点差を覆した「YOSHI☆NX」選手が初見での粘り強さを発揮し、前人未到の4連覇を成し遂げた。
表彰式では『系ぎて』を制作したセガサウンドチームのrintaro somaが「maimaiをこれからも系いでいってほしい」という思いを語り、それに応えるように両選手が『系ぎて』実装後の攻略に熱意を示した。

『maimai でらっくす』全国決勝大会 01
『maimai でらっくす』全国決勝大会 02

『maimai DX』International ver.決勝戦

 国内版の決勝戦手前に行われた『maimai DX』International ver.の決勝戦では、前回大会でも同じ決勝戦の舞台で戦った「Kaze」選手と「Saltify☆」選手の2名が再び対決することとなった。
今回からInternational ver.でも自選曲ルールが採用された。1トラック目、2トラック目はお互いが自選曲でリードを取り、僅差のまま3曲目の運営指定課題曲に突入。
3曲目の運営指定課題曲として発表されたのは、CHUNITHMからの移植となる未収録楽曲『Λzure Vixen』(かめりあ)。試合の結果、「Kaze」選手が見事昨年のリベンジを果たし、優勝に輝いた。

『maimai DX』International ver.決勝戦 01
『maimai DX』International ver.決勝戦 02

『オンゲキ』全国決勝大会

続いて繰り広げられるのは『オンゲキ』部門。ファイナリストの半分が『オンゲキ』部門初出場であり、3タイトルの中で最も波乱が予想されるタイトルだ。新鮮な顔ぶれが並ぶ一方で、前回優勝者「けにちの」選手、そして過去3大会すべてに出場するも未だに頂点に立ったことはない「TSUBAKI.」選手に注目が集まった。

 一回戦では、初出場「misty☆Ba」選手と、今年こそ優勝を狙う「TSUBAKI.」選手が対決。そして、「TSUBAKI.」選手の自選曲『怨撃』が発表されると会場からはどよめきが上がる。弾幕が中心となるこの楽曲は、ファイナリストの実力であっても途中終了の可能性がある、オンゲキならではの難曲だ。途中「misty☆Ba」選手のライフが1になる場面もありながらも途中終了は無く、両者無事に完走。結果は「TSUBAKI.」選手の勝利となった。第2試合では前回初出場でありながら本番強さを見せた「ぴんりこ」選手が自選曲で差をつけ、今回初出場の「ΣRRΘR☆ts」選手を破って勝利。第3試合では前回チャンピオン「けにちの」選手が登場し、推しキャラである皇城セツナのボーカル楽曲「GODLINESS」を自選曲に選び会場を沸かせた。意外な選曲ながらもしっかりと2トラックでリードを取り「hasu」選手を倒した。第4試合では、予選1位の初出場「misty☆Rs」選手に、LCQ代表「matezon」が挑んだが、勝者は「misty☆Rs」選手となった。

準決勝第1試合は「TSUBAKI.」選手が安定したプレイで自選曲でのスコア差をつけ、「ぴんりこ」選手に勝利。自身2度目となる決勝戦へ駒を進めた。第2試合では「けにちの」選手が「Recollect Lines」の難易度EXPERTという、またもや意表をつく選曲を披露。相手の対策の穴をつく戦術に思えたが、「misty☆Rs」選手が昨年の決勝曲である『FestA of PandemoniuM』を選曲し、難関楽曲を見事ALL BREAKで逆転勝利となった。

そして、いよいよ始まる決勝戦。1トラック目、2トラック目でリードを取った「TSUBAKI.」選手を待ち構えるのは、運命を決める3曲目。初回大会では、3曲目で逆転され惜しくも優勝を逃した苦い経験を持つ「TSUBAKI.」選手。両選手がプレイスタートすると、ゲーム画面には「黒魔」の文字とともに皇城セツナがファイナリストへ宣戦布告。新曲は、黒魔氏の代表曲『Don't Fight The Music』の続編となる『And Revive The Melody』(黒魔)だ。
初見の譜面に挑む「misty☆Rs」選手と「TSUBAKI.」選手。激闘の末、3トラック目でもリードを守り切り、「TSUBAKI.」選手が念願の優勝を掴み取った。表彰式では、やっと優勝を手にした「TSUBAKI.」選手が涙を流しながら「やったーーーー!!」と歓喜の声を上げ、喜びを嚙み締めた。

『オンゲキ』全国決勝大会 01
『オンゲキ』全国決勝大会 02

『CHUNITHM』全国決勝大会

大会のラストを締めくくる『CHUNITHM』部門が開幕。『CHUNITHM』部門は全員が大会出場経験あり。本番を経験している正真正銘の猛者たちの集まりだが、注目の的はやはり、これまで出場した回すべてで優勝を勝ち取っている「str」選手だ。

一回戦、第1試合では過去優勝経験もある「JT」選手が「きふゆ」選手に、第2試合では「Abeyuu」選手が「      ゴ」選手に勝利して準決勝に進んだ。第3試合には前回準優勝者「HAKU」選手が「白」選手に敗れる下剋上が発生。迎えた第4試合、優勝候補「str」選手にLCQ代表「kuroh@」選手が挑む。お互い自選曲でリードを取りあう試合だったが、より大きな差をつけた「str」選手が勝利した。

準決勝第1試合、「JT」選手vs「Abeyuu」選手は、前回大会で5点差の大接戦を繰り広げた組み合わせだ。「JT」選手が選んだのは極小サイズのノーツのみが使われた難曲『グラウンドスライダー協奏曲第一番「風唄」』。このトラックで「JT」選手がまさかのALL JUSTICEを出し会場は騒然となった。2トラック目で「Abeyuu」選手が奪い返すも僅かに届かず、「JT」選手がリベンジを果たした。準決勝第2試合は「白」選手と「str」選手が対戦。ここでも「白」選手から『グラウンドスライダー協奏曲第一番「風唄」』が選択されたが、「str」選手が2トラックともリードを守りきり勝利した。

そして迎える決勝戦。「JT」選手は過去に「str」選手が欠席した大会で優勝しており、お互い優勝経験があるものの直接対決はしたことがない。観客にとっても本人たちにとっても夢の対戦カードが実現した形だ。1トラック目は「JT」選手の自選曲『To:Be Continued』だが、「str」選手がALL JUSTICEで迎え撃つ。ただ、追い詰められた「JT」選手に投げられた「str」選手の自選曲は奇しくも『グラウンドスライダー協奏曲第一番「風唄」』。準決勝では同曲でALL JUSTICEを出している「JT」選手が差を縮めるも、依然「str」選手がリードしたまま3トラック目の運営指定課題曲へ。
いよいよ3トラック目と思われたとき、突如スペシャルゲストが登場。決勝戦3トラック目の課題曲を制作したアーティスト、cosMo@暴走P氏だ。cosMo@暴走P氏が解説席で見守る中、この日最後のプレイがスタート。CHUNITHM初代ボス曲として長く君臨してきた『エンドマークに希望と涙を添えて』の続編となる新曲『ラストピースに栄光と祝福を』(cosMo@暴走P)が発表された。試合の結果、「str」選手が初見プレイを制し、自身3回目の優勝を手にした。

『CHUNITHM』全国決勝大会 01
『CHUNITHM』全国決勝大会 02

『CHUNITHM』International ver.決勝戦

『CHUNITHM』International ver.決勝戦に進んだのは、前回、人間離れしたプレイで話題を搔っ攫った「JAKADS」選手と、初出場「Blerargh」選手。
『CHUNITHM』でも今大会から国内と同じ自選曲ルールを採用。1トラック目、2トラック目ともに「JAKADS」選手がリードを取り、前回王者の実力を見せつけた。
そしてこの場で初公開となる3トラック目はmaimai でらっくすからの移植曲『Mutation』(Laur)。初出場「Blerargh」選手も初見譜面に食らいつくが、「JAKADS」選手が見事ALL JUSTICEを達成。2年連続で初見プレイでのALL JUSTICEという偉業とともに、2連覇を果たした。

『CHUNITHM』International ver.決勝戦 01
『CHUNITHM』International ver.決勝戦 02

全国決勝大会でお披露目された決勝楽曲に挑戦しよう!

全国決勝大会の決勝戦にてお披露目された各タイトルの新曲は、全国のゲームセンターで遊べます。ぜひこの機会に挑戦してみてください。

オンゲキ

3月7日(木)より、決勝戦でお披露目された楽曲『And Revive The Melody』が追加されます!

And Revive The Melody

maimai でらっくす

2024年2月29日(木)より、決勝戦でお披露目された楽曲『系ぎて』が、伝導楽曲として登場!2月29日(木)~3月20日(水)の期間は、他のプレイヤーとこの伝導楽曲を遊ぶことで、楽曲を伝導することができます。

系ぎて

CHUNITHM

2024年2月29日(木)より、「KING of Performai The 5th」マップが登場!全国決勝大会で登場した新曲『ラストピースに祝福と栄光を』も追加されます。さらに、こちらのマップを進めることで、新たなキャラクター「アストライア/審判の炎」がゲットできます!

ラストピースに祝福と栄光を

また、2024年2月29日(木)より伝導楽曲が追加されます!こちらの楽曲はKOP5th FINALIST 8名に配布され、全国対戦で伝導楽曲をプレイすると解禁できます。

伝導楽曲

関連リンク

©SEGA

  • 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。