ジャパンアジアパブリッシング事業部 eスポーツ推進室 室長 五十嵐 勝 コメント

コンピューター社会になって久しい現代においても、コンピュータープログラミングは多くの大人たちがよく分からないと感じている分野といえます。GIGAスクール構想により全国の公立学校（小学校、中学校、高校）の多くで1人1台のコンピューターと、校内にはギガ回線が整備されIT環境が目ざましく発展いたしました。学校に通う多くの児童・生徒たちが当たり前のようにコンピューターに触れる機会ができた一方で、インターネットには作者不明のプログラム開発コードが散見されます。児童・生徒たちがそのようなもの利用してしまうことになるのであれば、本物を使って勉強してほしいと私たちは考え、アクションパズルゲーム「ぷよぷよ」をベースにした本格的なプログラミング教材を開発し、2020年6月にオンラインで無償公開いたしました。

これまでにセガは、全国の小学校、中学校そして高校で出前授業を実施し、プログラミングの楽しさを伝えてまいりました。実際に文字を書いて動かしてみる。これが成功体験という意味ですごく大事な部分です。そして改編。自分でソースコードの数値を書き換えたら思った通り変わったとか、面白くなったとか。自分の創造性を発揮することができるのがこの教材の良いところだと思います。ゲームをプレイするだけでなく、そのゲームの中身を覗いて触って「こんな風に裏では作られているんだな」と理解してもらえると、ゲームをプレイすることも、もっと面白くなると思います。
ぜひ、この機会に保護者のみなさまもご一緒に、ご参加いただければ幸いです。

◆『ぷよぷよプログラミング』について

『ぷよぷよプログラミング』は、株式会社アシアルが提供するプログラミング学習環境『Monaca Education』において、「ぷよぷよ」のソースコードを書き写す作業（写経）を通して、プログラミング学習できる教材です。1,000以上の教育機関で利用されている『Monaca Education』は、クラウドサービスのため教育現場での導入や運用が簡単で、インターネット環境があれば既存PCやタブレットによる学習や指導が可能です。2020年6月の提供開始以来、登録者は116,000人を突破しています。セガではゲーム事業や「ぷよぷよ」のeスポーツ展開を通じて培ったノウハウや資産を活用し、小学校、中学校、高等学校、大学でのプログラミング教育を支援する取り組みを進めています。