——うまく 『バーチャファイター』 の技と融合した感じですよね。
大崎■ アクションが気持ちよくないとまずだめなんです。根っこは 『バーチャファイター』 ですから。でも、『バーチャファイター』 とまったく同じことをやってても、絵的な派手さや、空間の広がりがないからものたりない。そういう意味で、ワイヤーアクションと 『バーチャ』 技がうまく融合して、すごく気持ちのいいアクションを作れたんじゃないかな、って思ってます。
——コミックスのお話をお聞きしてもいいですか?
大崎■ 『月刊コミックボンボン』 での連載ですね。これはすごくいい相乗効果を生んでいると思います。ゲームとマンガでうまく補完しあえているんです。ゲームのなかで描ききれなかった、ストーリー、たとえば、主人公の日常生活とかが詳しく描かれています。逆に、ゲームのほうでは、マンガでは表現しきれないアクションが味わえます。
——漫画家の松本久志先生とは、打ち合わせを細かくおこなっているんですか?
大崎■ 最初のころはやっていましたが、松本先生が書き上げたものを見たら、「もうこれは完全にお任せして大丈夫」 と、判断しました。松本先生自身が、『バーチャファイター』 を好きでいらっしゃるんです。
『ボンボン』 の編集部にも好きなかたが多いようで、すごくありがたいし、やりとりはとてもやりやすいです。
体験版も付録として付けていただいたんですが、コミック誌にゲームの体験版が付録としてついたのは初めてなんです。『サイバージェネレーション』 はやっぱりアクション部分がすごく気持ちいいので、まず遊んでほしい。だから、マンガでストーリーを補完して、体験版でアクションを味わってもらえたのはよかったですね。
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