—— 『サイバージェネレーション』 で舞台になっている、 電脳世界ネクサスと『バーチャファイター』の世界とのつながりってあるんですか?
大崎■ うーん、『バーチャファイター』 の舞台よりは少し未来の世界ですね。『バーチャファイター』 のなかで、ジャッジメントシックスって登場してきたと思うんですが、
——たしか 『2』 のときにでてきた組織ですよね。
大崎■ いや、本当は 『1』 のときからあって、幹部のイラストとか設定とか揃ってました。
"ムーン" とか "デビル" とかすでにいたんですよ。
で、"ムーン" は 『サイバージェネレーション』 でジャッジメントシックスの重要な敵役として登場する。テロを支援したり、国際紛争のコントロール、といった彼が行っている陰謀は、実はふたつのゲームのなかで、ちゃんとリンクしているんです。
『バーチャファイター』 で、なぜ、『バーチャ』 キャラ達を戦わせたかというと、ジャッジメントシックスが、2足歩行兵器を作るため、つまりデュラルを作るための格闘データを採集してたわけです。
『サイバージェネレーション』 の物語は、ある事件でそれらのデータが流出した、というところからスタートします。『バーチャファイター』 の格闘データ、つまりこのゲームでは "バーチャソウル" と呼ばれているデータを手にいれれば、あっという間に技も身につくし、どんなセキュリティでもやぶれるようになる。
ですから結局、『サイバージェネレーション』 が、近未来的な電脳世界、ネクサスを舞台にしているのは、格闘データ "バーチャソウル" を中心に話を構築しやすかったからなんです。 |