左側タテスペース
『バーチャファイター サイバージェネレーション 〜ジャッジメントシックスの野望〜 』 (以下 『サイバージェネレーション』 )の開発秘話を探る 「SEGA VOICE」。
今回は、ディレクターの大崎 誠さんにお話をうかがいます。
左側タテスペース
大崎 誠 (おおさき・まこと)
『バーチャファイター サイバージェネレーション 〜ジャッジメントシックスの野望〜』 ディレクター

1993年セガ入社、第二AM研究開発部に所属となる。企画として参加した 『デイトナUSA』 以来、AM2研で開発されたドライブゲームのほぼ全てに関わっている。複数のプロジェクトを見るプロデューサー業を行いながら、『バーチャファ イター サイバージェネレーション 〜ジャッジメントシックスの野望〜 』 シリーズ ではディレクターを務めた。

ディレクター 大崎 誠  

左側タテスペース
左側タテスペース
左側タテスペース
左側タテスペース
左側タテスペース
『バーチャファイター』 10周年記念として製作された、『サイバージェネレーション』。
世界観も、ゲームシステム自体も 『バーチャファイター』 とは異なるこのゲーム。なぜアクションRPGなのか、そしてなぜ主人公はローティーンの少年なのか、『バーチャファイター』 のアクション性はどのように引き継がれているのか、ディレクターの大崎 誠さんに、すべての疑問に答えていただきました。

左側タテスペース
左側タテスペース
左側タテケイ
左側タテスペース

――この 『サイバージェネレーション』 は、『バーチャファイター』 10周年記念ということなんですが、なぜキッズ向けのアクションRPGになったのか、お聞かせください。

大崎■ 『バーチャファイター』 の 『1』 や 『2』 が初めて登場したときの衝撃を覚えていますか? 
ポリゴン自体が目新しくて、ボタンも3つで遊びやすい……。いままでのゲームセンターのユーザー以外の方々をも取り込んで、ちょっとした 『バーチャ』 ブームになりました。でも、そのころから10年経過したということは、若い人は当時の衝撃を知らないでしょう。『2』 が出たのが僕が25歳のときだったわけだから……。



▲ アーケード 『バーチャファイター』 (1994年)


ゲーム自体も、シリーズを重ねるごとに、システムが追加され、ユーザーがだんだん上手くなっていって、その反面、新しいユーザーが入り込みにくくなっていく。ユーザーの年齢層はあがっていく上に、 『バーチャ』 シリーズへの参加プレイヤーの数はかなりの人数ではあるものの、間口は狭まっていく。だから、今、『バーチャファイター』 を知らない子供は多いんです。名前くらいは知っているかもしれないけど、どんなゲームか知らないっていう子供のほうが多い。それが、10年たった現在の最大の懸念でした。

『バーチャファイター』 はセガの看板タイトルだから、とにかくいまの子供にも知っておいてほしい。『サイバージェネレーション』 は、そういった意味で、次世代への種まきなんです。

『サイバージェネレーション』 は、『バーチャファイター』 とは違う世界だけれど、アキラというキャラがいて、八極拳といった技がある、といったことがわかるし、『バーチャファイター』 特有のアクションを体験することができる。 そういった体験のあと、中学生くらいになって行動範囲が広がって、ゲームセンターに行くようになったとき 「ああ、これが 『バーチャファイター』 か」 って思ってもらえれば。 そういった意味での種まきなんです。

――子供向けの対戦格闘というアイデアはなかったんですか?

大崎■ 一番大切なことは、『バーチャファイター』 というものを認知して もらうことなんです。認知してもらうためには、遊び慣れているであろうアクションRPGというジャンルを選びました。

――では、これは従来の 『バーチャファイター』 ファンが遊ぶソフトというよりは、『バーチャファイター』 を知らない層が遊ぶソフトだと。

大崎■ いえ、そういうわけでもないんですよ。ある意味、『バーチャファイター』 をやりこんでいる人はすごく楽しめると思う。『バーチャファイター』 でほとんどしゃべらなかったキャラクターたちが、自分の生い立ちとか、戦う理由とか、『バーチャファイター』 そのままの声で話しまくる。これは 『バーチャ』 ファンには喜んでいただけるかと思います。

結局、『バーチャファイター』 で一番面白いところは、物語やゲームに登場するキャラクターよりも、遊ぶ人間そのものだと思うんです。ブンブン丸とか、池袋サラとか、新宿ジャッキーとか (※1)。ゲームのキャラクターよりも、ゲームを実際にプレイして活躍する人間のほうがおもしろいし、有名だったりする。『バーチャファイター』 はそういうゲームなんです。

とはいえ、パイとラウは親子、とかジャッキーとサラは兄妹という設定はあるわけですよ。それはきちんと語ってあげて、世界観を広げてあげたい。今回はそれをやるいい機会でしたね。 次ページへ→


※1:ブンブン丸とか、池袋サラとか、新宿ジャッキーとか…… 『バーチャファイター』 の有名プレイヤー。名前は通称。

    今週のトップへ   次のページへ  
SEGA公式今週のトップへ スペース
  Copyright(C)2004 SEGA Corporation. All Rights Reserved.
backnumber backnumber