―― "シャイニング・プロジェクト" では、3本の新しい 『シャイニング』 が発表されましたが、それぞれはどんなタイトルなんですか。

■GBA『シャイニング・フォース 黒き竜の復活』 2004年8月5日発売

竹崎■ 第一弾となるGBA 『シャイニング・フォース 黒き竜の復活』(以下、『黒き竜』) は、シャイニングシリーズの中でも人気の高いメガドライブ版 『シャイニング・フォース 神々の遺産』(以下、『神々の遺産』) をベースにしています。オリジナルの 『神々の遺産』 をプログラムした (株)クライマックス、シナリオを書いた和智正喜さんにお願いし、ほぼオリジナルスタッフでつくったタクティクス型のRPGです。

当時、和智さんが書ききれなかったシナリオを追加したり、主人公のマックスも自分の感情を話すようになったりなど、さまざままなシナリオの見直しと追加が行われています。


▲ シンプルでわかりやすいが、奥深いタクティクス形のRPG。オリジナルに忠実に、さらなるパワーアップ完了!


グラフィックもメガドライブでは64色という(笑)色数の制限があったけど、今回はGBAのフルカラーですべてのデザインを描き直していますし、……あっ、この辺りの詳細は、下里君にしゃべってもらおうかな。

いわゆるタクティクス型のRPGは古い、なんて思う人がいるかもしれませんが、戦闘中にどこでも中断して電源を切れるから、ちょこちょこと空いた時間に遊びやすく、携帯機に相性がいいんですよ。僕も電車の中とか、寝る前にベッドの上でとか、ずーっと遊んでます。

『黒き竜』 は、ストーリーやキャラクターもわかりやすいし、システムとしても携帯機に非常にマッチしている。また、『ロード・オブ・ザ・リング』 がヒットしたおかげでエルフやドワーフという言葉が普通に通じるようになった。さらに、最近は気軽に遊べるゲームらしい面白さを持ったゲームが見直されているような風潮を感じている。そういった時代に、今もう一度GBAで 『シャイニング・フォース』 をきちんとつくりなおしたことは、たいへん意義のあることだったなと思うんです。そういう意味でも、これはよいプロジェクトなんじゃないかなぁ、と自画自賛状態(笑)。

■PS2 『シャイニング・ティアーズ』 2004年冬発売予定

竹崎■ 『ティアーズ』 は、『シャイニング』 シリーズとして新しい切り口の新作を、PS2で真っ白な状態からつくろうとスタートしたプロジェクトです。今の時代にユーザーに受け入れられるRPGには何が必要なのか。もう一方では、何の要素があれば 『シャイニング』 シリーズなんだろうか、という洗い出しを徹底的にやって、開発に入りました。

『シャイニング』 シリーズというのは、ジャンルも問わないし、主人公も変わる。そして、毎回 「新しい面白さ」 に挑戦してきた。それを踏まえた上で、また新しいチャレンジをしてみようというのが 『ティアーズ』 なんです。

■PS2 『新シャイニング・フォース(仮)』 2005年発売予定

竹崎■ 『〜3』 まで発売された 『シャイニング・フォース』 の4作目が今の時代にあるとすれば、どんな 『シャイニング・フォース』 になるんだろうと試行錯誤しながらつくっているのが 『新シャイニング・フォース(仮)』 です。これもずいぶん変わった面白い作品になると思います。

――今回はなぜ3本同時に発表したんですか。

竹崎■ "『シャイニング』 は昔からあったシリーズです"、と言っても、たぶん知らない人もいっぱいいるし、知ってる人にもなつかしい話になっちゃってますよね。だから、新シリーズを立ち上げるためには、どんどんシリーズの情報が出てくることが必要だな…と。
3本同時に発表して、これでもかってくらい次々に情報が出てくることによって、セガが本気でシリーズを復活させようとしている意気込みを伝えたいと思ったんです。

ちょっと懐かしい 『黒き竜』 があり、完全新作の 『ティアーズ』 があり、続編的な 『新シャイニング・フォース(仮)』 がある。このように3つとも軸の違うものを、まとめて世に出していくほうが、僕らがどんな風にシャイニングを復活させようとしているかが伝わりやすいし、お客さんにもわかりやすいかな、と。

――気の早い話かもしれませんが、今後の "シャイニング・プロジェクト" はどんな展開をしていくんでしょうか。
『シャイニング・フォース 神々の遺産』
( 1992年発売 メガドライブ )

▲ ゲームとして本当に面白かったし、繰り返し遊んだ。「これを遊べるのはメガドラユーザーの誇りだ!」とさえ思いました(笑)。(竹崎)

ヨーグルト
ヨーグルトはちょこっといるからいいんですよ。監督のヒッチコックが自分の映画にちょこんと出ているような、そんな存在感がいいんです。(竹崎)

竹崎■ 全然、気の早い話じゃありません。今回の3作品も2年前からつくっているので、その完成が見えてきた今は、次のシャイニング新作の企画を考えています。"シャイニング・プロジェクト" と言って、1年に3本を売ってプツンと消えるわけにはいかないですから(笑)。プロジェクト責任者として、できれば毎年1本、『シャイニング』 シリーズを世に出せる体制をつくりあげていきたいですね。

セガは 『シャイニング』 の灯を一度消してしまったわけだけど、僕らはもう一回それを点けようとしているわけだから。点けた以上は消したくないし、続けていきたい。だから、次に出てくる作品は 『シャイダク2』 なのか 『ティアーズ2』 なのか、それとも 『シャイニング・???』 みたいなまったく新しいものなのか、それはわからないけど、ジャンルにこだわらず、『シャイニング』 に触れたことのない子供たちにもすんなり世界に入ってこれるような作品づくりに取り組んでいきたいです。セガの 『シャイニング』 といえば、誰もが期待してくれる作品になるように育てていきたいと思っています。

――では、最後にメッセージをお願いします。

竹崎■ 本日発売の 『シャイニング・フォース』 は、なつかしい人にも、新しい人にも、ぜひ遊んで欲しい。ボリュームもたっぷり、自分でやっても面白いと思うゲームなので、自信を持っておすすめします。9月末日までは 「500円キャッシュバックキャンペーン」 も実施しているので、この機会にぜひお求めください。

   
携帯ゲーム機で、このようなタクティクス型のRPGが今でも面白いと感じてもらえるなら、今すぐにでも次の作品を立ち上げようと思ってます。
『シャイニング・フォース 黒き竜の復活』 が今のユーザーさんにも受け入れられるなら、雑誌 『ユーゲー』 のシャイニング特集でも "絶対にプレイしておかなければならない作品" と評価されている、ゲームギアの 『シャイニング・フォース外伝 ファイナルコンフリクト』 をリメイクしてもいいかなぁ、とか。GBAで 『新シャイニング・フォース』 I、II、III、IVと新シリーズを立ち上げていくのもいいな、なんていろいろ考えてしまいます。

みなさんの期待に応えられる 『シャイニング』 シリーズを、ずっと続けていきたいと思っておりますので、応援よろしくお願いします!

※3:ユーゲー ゲーム専門誌 『ユーゲー』 (マイクロマガジン社発行) No.14/9月号 (860円(税込) 7月20日発売) は、『シャイニング』 シリーズ特集。

 



GBA 『シャイニング・フォース 黒き竜の復活』
発売日:2004年8月5日  価格: 4,800円 (税込5,040円)
ジャンル:RPG
● 『シャイニング』 シリーズ 公式サイト
『 シャイニング・フォース黒き竜の復活』 製品ページ

● セガダイレクト『シャイニング・プロジェクト』

 
下里さん

次週の 「SEGA VOICE」 は8月12日(木)更新!
"『シャイニング』 復活" 2週目は、プロデューサーの下里陽一さんが登場! 『黒き竜の復活』 開発秘話、シナリオやキャラクターにまつわるここだけの話などなど、往年のファンも、新たに遊ぶファンも、読んでソンはないインタビューです。


このコーナーの感想や、あなたが 聞きたい話題などを教えてください。今後の参考にさせていただきます。
メールの宛て先はこちら→  otayori@sega.co.jp

※基本的に、お送りいただいたメールに返信はいたしません。
※同内容メールの連続送信等はご遠慮ください。
※セガ製品のお問合わせはこちら


前のページへ   今週のトップへ   次のページへ  
SEGA公式今週のトップへ スペース
  Copyright(C)2004 SEGA Corporation. All Rights Reserved.