第2回目の 「セガヴォイス」 は、2004年8月5日に発売された
GBA 『シャイニング・フォース 黒き竜の復活』(以下 『黒き竜の復活』) の発売を記念して、『シャイニング』 プロジェクトの全貌から、
『黒き竜の復活』の開発秘話まで、2週に渡ってお届けします。
第1週の今回は、セガ竹崎こと、竹崎 忠さんが登場。

竹崎 忠(たけざき・ただし)
『シャイニング・プロジェクト』 プロジェクトマネージャー

1993年にセガ入社し、商品広報としてパブリシティ体制の整備など数々の改革を行う。現在はセガ公式サイトやセガダイレクトの責任者であり、『サクラ大戦』 プロジェクトマネージャー、『シャイニング・プロジェクト』 プロジェクトマネージャーを兼任する。
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 第1週 プロジェクトマネージャー 竹崎 忠  第2週 

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  本日、8月5日発売の GBA 『シャイニング・フォース 黒き竜の復活』 を皮切りに、セガの人気 RPG 『シャイニング』 シリーズ最新作3作品を発売し、シリーズ完全復活を目指す "シャイニング・プロジェクト " 。
  今週の「 SEGA VOICE 」 では、プロジェクトマネージャーの竹崎 忠さんに、プロジェクトの実態や今後の展開などを語っていただきます。

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――"シャイニング・プロジェクト"って、何ですか?

竹崎■ セガの歴史の中でRPGといえば、『ファンタシースター』 シリーズと 『シャイニング』 シリーズが、すぐに思い出されますよね。

『ファンタシースター』 は、正統派RPGとして、メガドライブ時代の終わりまでに4作発表されました。テキストアドベンチャーとか外伝もあったけど(笑)。
……その後、厳密に 『〜5』 と呼べる作品は出てませんが、ドリームキャストの最盛期に 『ファンタシースター』 の世界観を使ったオンラインゲーム 『PSO』(『ファンタシースター オンラインの略称) という形で生まれ変わりました。

一方、『シャイニング』 シリーズは、メガドライブ時代に鳴り物入りで立ち上げた 『シャイニング&ザ・ダクネス』 から始まって、『シャイニング・フォース』『〜2』、セガサターンでは 『シャイニング・ザ・ウィズダム』『シャイニング・フォース3』 というように、連綿とシリーズが続いていたわけです。

ところが、ハードがドリームキャストになった頃から新しい 『シャイニング』 タイトルは出ない状態になってしまった……。
その理由はいろいろあって、ドリームキャスト時代は、新しいRPGを立ち上げた方がいいんじゃないかという風潮が強かったり、サターンの末期まで 『シャイニング・フォース3』 を開発してもらっていたキャメロットさんが 、他のゲームをつくっていて手が回らなかったり。……そういったさまざまな理由が重なって、『シャイニング』 シリーズが出なくなっちゃったんですね。



キャラクターデザイン:玉木 美孝 氏

しかし、日本のゲーム市場を見たときにRPGより大きなシェアをもつジャンルはないわけで、一番お客さまが欲しがっているのがRPGなのだから、やっぱりセガはRPGをつくらなくちゃいけない。そこで、「セガを代表するRPGであるシャイニングを、もう一度きちんとやろうよ」 って話になったんです。

6年ほど休んでしまったシャイニングですが、これからはシリーズとして、例えば毎年1本は新作が出るように長期的な展望を持ってやっていこう、と決めました。これが今回の 『シャイニング』 シリーズの復活であり、つまり "シャイニング・プロジェクト" なんです。

――竹崎さんが就任した 「プロジェクトマネージャー」 とは、"シャイニング・プロジェクト" でどういった役割なんですか。

竹崎■ 『シャイニング』 シリーズをどんなラインナップにしていくのか、どんなスタッフでどのような予算でいつまでにつくって、どういったマーケティングをして、どんなタイミングで発売していくのか……。シリーズ全体をひとつのプロジェクトというか、「事業」 として把握して、いくら投資して、いくら回収できるのか、というところまでを見る役目です。

つまり企画の立ち上げから、発売してみなさんの手に届くところまでずーっと作品を見続ける進行担当であり、同時にお財布係でもあり(笑)、作品の内容も含めて大きな意味でのプロデュース的立場となるのが、プロジェクトマネージャーらしいです。新しくできたばかりの仕事なので試行錯誤の連続なんですけど……。

実は、セガにこういった 「プロジェクトマネージャー制」 みたいなのがなかった3年前くらいから、『シャイニング』 シリーズの再生を志す者が、部署などの垣根を越えて、放課後のクラブ活動のように 「シャイニング委員会」 なんてものを結成して、『シャイニング』 シリーズの rebirth (再立ち上げ、再生) を計画してきたんです。
その委員会のメンバーには下里君(※1)、澤田君(※2)もいて、『シャイニング』 シリーズをいかにして復活させるかを模索してきました。……僕がプロジェクトマネージャーに就任したのは今年の春ですが、実は3年前くらいからすでにシャイニング・プロジェクトは動いていたんです。

※1:下里君 下里陽一、『シャイニング・フォース 黒き竜の復活』、『新シャイニング・フォース(仮)』 の開発プロデューサー
※2:澤田君 澤田剛、『シャイニング・ティアーズ』 の開発プロデューサー。
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