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……うん。難易度を設定する課程で、敵の弾の速さとか、ミサイルの動く速さを調節をするんですが、けっこう安全地帯があったんです。でも、これは意図的に作ったわけではなくて、たまたまできたものなんですね。フォローしきれなかった……。やっぱり弾をたくさん出せないし、スピードもゆっくりだから。だから安全地帯は1ヵ所だけじゃなく、けっこうあるんですよね(笑)。そういうところに自機を置いて、あとは照準だけ動かしてオールパーフェクト! みたいな遊び方ね(笑)。ま、これはまた別のものとしていいと思うんだけど。
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それでも難易度は高いと思うんですが、裏技で“無敵コマンド”は入れようと思わなかったんですか? 当時は流行っていたじゃないですか、無敵コマンドとか面セレクトとか。
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無敵が入ってないのは、無敵が嫌いなので。
無敵があるとチェックにならないんですよ。デバッグにはなるかもしれないけど、ゲームのチェックにはならない。だから無敵は入れない。企画がクリアーできないゲームを、世に出すのか! なんてね(笑)。
僕のゲームの作り方としては、常にゲームを遊ぶ側の視点で作るのがポリシーなんです。今でも。
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「僕は難易度の高いゲームの方がやりごたえがあるので好きです。例えば僕の大のお気に入りのゲーム『ロックマン(ファミリーコンピュータ:1987年、株式会社カプコンより発売)』は、“ロックマン”のまま無傷でクリアーするのが大好き。そういう自分への縛りを作ってプレイするのがいいんだよね。」
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