——今までにどのようなタイトルが発売されたのか、教えていただけますか?
下村■ 今回発売された 『VF2』 を入れて、16タイトルを発売しています。
セガの名作RPGと評される 『ファンタシースター』 のリメイク作品 『generation: 1』 や、一部のユーザーさんから "神ゲー" と呼ばれるほど高評価をいただいている 『モナコGP』、今でも売れ続けている 『イチニのタントアールとボナンザブラザーズ。』 『ぷよぷよ通 Perfect Set』 などなど。初期7作品については特にそうなのですが、D3パブリッシャーさんの良さというか、"味" が凄く上手く出ておりまして、『モナコGP』 などはD3パブリッシャーさんだからこそ出来得た作品だと思っております。
セガマニアのなかでも移植の要望が高かった 『ゲイングランド』 は、ユーザーから寄せられる要望を逐一拾っていき、当時の開発者や、社内の 『ゲイングランド』 マニア、ドリマガ編集部などに監修してもらいながら開発しました。ユーザーさんの要望は僕の目の届く限り拾っていったつもりですので、遊ばれた方の満足度は高いのではないでしょうか。埼玉最終兵器さんのサウンドも秀逸ですしね。
残念ながら「素材」自体がマニアックなものですので、売り上げは爆発的に伸びている、といった嬉しい状況ではないのですが(笑)、移植の方向性としては成功したと思っています。
しかし、「SEGA AGES 2500」 は16本すべてのタイトルの移植が成功しているわけではありません。セガに寄せられる意見や、ユーザーさんの間での評判など、目の届く限りの意見はすべてチェックしていますので、良い評価が得られていないタイトルもあることは重々承知しています。それは今後の課題として、改善をしていく方向で取り組ませて頂いております。
「次に期待して下さい」 というと大変失礼に聞こえるかもしれませんが、頂戴したご意見を1件1件反芻しながら、「次こそは!」 の意気込みで取り組ませて頂いております。
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