おもいでがいっぱい

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みなさんからメールで寄せられた『エコー・ザ・ドルフィン』のおもいでの中から、6通を長谷川さんに選んでもらい、コメントをつけていただきました。

優秀賞に選ばれたYADAYOさんには、長谷川さん秘蔵の「貴重なセガグッズ詰め合わせ」をプレゼント!(画像をクリックすると拡大写真が見られます)

その他掲載された方にはQUOカードをプレゼント!
貴重なセガグッズ詰め合わせ



あれは私が大学生の時のことでした。
TVゲームといえばゲームボーイの『テトリス』位しかやったことの無かったガールフレンドに、TVゲームの本質を知らしめるべく私が買い与えたのがメガドライブでした。本体が秋葉原で新品5,000円位で買えてしまうゲーム機はメガドラ位だったというのも大きな理由ではありましたが。


最初に買い与えたのは当時の私のお気に入りソフトである『トージャム&アール』と『クライング』でした。ゲームを知らなかった彼女は初めてプレイするこの2本を気に入ってくれたため、続いて渡したのが『エコー・ザ・ドルフィン』です。
アクションゲームは苦手な彼女でしたが大きな問題ではありません。何しろ最初の面だけで十分楽しめるからです。


高いジャンプさえ“しなければ”、いつまでも仲間のイルカたちと広い湾の中を自由きままに泳ぐことができます。息も切れないし敵もいません。でもそれは高難易度のゲームを拒否した後ろ向きの姿勢ではなく、「動かして楽しい」「見ていて楽しい」というアクションゲームの基本が研ぎ澄まされた姿なのだと後になって思いました。

『エコー』のリアルなグラフィックも素晴らしかった。ハードの制約もあってデフォルメキャラクターばかりだった当時のゲーム界にあって、エコーの限りなく写実的な描写は他に無かったのです。クジラやサメやシャチ、そしてタコの出会いは出てくるだけで場を盛り上げました。

今回驚かされたのはメッセージを長谷川さんが書かれていたことです。あのメッセージは谷川俊太郎顔負けの名訳だと思っています。
大人の女性向けの絵本が流行している昨今、エコーのあのやわらかな言葉がなければ、あの高難易度なゲームにヒーリング(癒し)などという表現はきっとされることは無かったのではないかと思います。逆に言えばあの絵、動き、音、文字がセットになっていたからこそ確実に日本人の心へと響くものになっていたのだと思います。


息を止めて熱中していた彼女が、酸素不足で倒れていくエコーに感情移入しすぎて「かわいそうなのでもうやめよう」と言い出すまで、彼女のエコーとの蜜月は続きました。私も海底ダンジョンで息が続かないまま挫折し、あれから長い年月が過ぎました。その彼女ともその後結婚したり別れたりして今日に至りますが、今でも『エコー』は忘れられないソフトです。

(YADAYO)


 長谷川さんのコメント


YADAYOさん、プレイして頂いて有難うございます。

「ソニック」や「ぷよぷよ」ではなく、「トージャム」に「クライング」ですか。実に渋い選択肢ですね。私も両方とも持っていますが、特に「クライング」の独特なグラフィックのセンス、大好きです。(どうでも良い話ですが、「クライング」は海外版が「Bio Hazard Battle」というタイトルで商標を取っているため、某C社のホラーアクションゲームが海外で国内と同じタイトルを使えなかった、というウワサ)

「谷川俊太郎顔負けの名訳」とまで言っていただき、恐れ多いですがとても嬉しいです。というのも、私が英語を好きになったきっかけの1つが「Peanuts」というスヌーピーの4コマ漫画を集めた単行本なんですが、各コマの外に日本語の対訳があって、その訳をされていたのが谷川俊太郎さんなんです。小学生の頃、60巻ぐらいあったのをそれこそ何十回も読んでましたので、知らず知らずのうちに影響を受けていたのかもしれません。

テキストの翻訳作業、大変でしたが楽しんでやったのを思い出しました。

素敵なテキストを有難うございました。ちょっとホロ苦いラストでしたが、読ませますね。これからも、「エコー」が YADAYO さんの思い出のゲームになっていてくれると嬉しいです。




エコーは、私がメガドライブを買ったきっかけになったゲームです。
ふらりと入ったゲーム屋で、パッケージを見た瞬間「これだ!!」と思いました。


実際ものすごく面白かったです。
鮫が怖くて先に進めなくて、夜中に叫びながら倒したり(近所迷惑)、何もせずにぼんやり海を泳いだり、ゲームはクリアする以外にもいろんな楽しみ方があるという事を教えてくれました。
あと、ゲームの世界は本当に何でもありなんだという事を、宇宙を漂いながら思ったりもしました。


今でも海のイラストや映像や、イルカを見たりした後はエコーを遊びたくなります。というか遊んでしまいます。 魚料理を食べるときも思い出します。こざかなはおいしいです。

(ララララー)


 長谷川さんのコメント


ララララーさん、プレイして頂いて有難うございます。

あのパッケージは私も大好きです。デザイン設計部でエコーの担当者だったIさんがとても良い仕事をして下さいました。
白を基調にした色合いがとても涼しげで、店頭に並んだ時も他のゲームとはちょっと違った感じだったのを良く覚えています。


サメはグラフィックもリアルで確かに怖かったですよね。
北米版だとサメの数が5割増しなのでいろんな意味でさらに怖いです(笑)


そう、こざかなはおいしいですよね。カルシウムも豊富だし。
飲み屋でワカサギのフライやちりめんじゃこのサラダを食べるたび、今でもこのセリフが頭に浮かびます。





はじめてこのゲームの存在を知ったのは深夜の情報番組で、エコーのグニョグニョしたリアルな動きに「スゲー!」と感動しました。

でもその時はメガドラは持ってなかったんです(汗)
当時は確か中学生だったからお小遣いもすくなくて・・・


しかし新聞だかなんだかのプレゼントの懸賞にたまたまMDのソフトプレゼントみたいなのがあって偶然それに当たっちゃったんです!・・・MDないのにソフトだけ!(笑) だからしばらくは取説だけ眺めて「ふーん」とか想像するだけの日々でした(遠い目)

で! しばらくしてお金貯めてMD2買って遊んだんです!
感動しました〜。やっぱりあのグニョグニョした動きに!
深いところに潜ってゆくと背景も暗くなってゆくところなんか音楽とも相成ってめちゃくちゃ不安になったのを覚えてます。
そうだ、音楽もいいんですよね〜。なんか宇宙っぽいと思った(笑)


そんなボクは今どうしているかと言うと・・・
実はまだエコークリア出来てません!(爆)


(久保敬亮)


 長谷川さんのコメント


久保さん、プレイして頂いて有難うございます。

海の色、開発チームのグラフィッカーがもの凄くこだわりを持っていたんです。背景色のパレットをほとんど全部青のグラデーションに割り振ってたので、色の変化がとても滑らかでした。逆にいうと、徐々に変化していくのでなかなか気が付かないんですよね。

音楽も、あまり前面に出てこないアンビエント系の静かな曲が大半でしたが、実は深くまで潜るステージのBGMはテンポもゆっくり、しかも低音が強調されていたりします。

なので、プレイしていてふと気が付くと周りが暗い→何だか曲も重々しい雰囲気→何となく水圧を感じて息苦しさが増す、といった、派手ではないけれど抜群の演出効果がありました。

ところで、エンディングをご覧になっていないとは残念です。
もしまだハードとソフトお持ちでしたら、最初の方のページで紹介されている隠しコマンドを試してみて下さい。





私が遊んだのはメガCD版です。確かに難易度は高かったんですが、じーっくり遊んでちゃんと2作ともエンディングを拝みましたよ。デバッグモードは今回の記事で初めてその存在を知りました。

このゲームの場合、ゲームオーバーになってもリトライがすぐできるので、トライ&エラーを繰り返しながらステージを順にクリアしてゆく事で、プレイヤーのスキルが上がり、謎解きの傾向がわかる仕組みになっていました。このため、デバッグモードがなくてもどうにかなったのです。

でも、途中で何度かパッドを畳に放り出し、布団に潜り込んだ事も覚えています。解き方がわからずにどうしようもないように思えちゃうんですね。ただ、そのままうとうとしていると、いきなり解法が頭に浮かんで、それが見事正解だった、なんて事が何度かありました。つまるところ、このゲームのマイ攻略法は、わからなくなったら、寝る、だったのです。

ところで、このゲームで私はセガのサポートに2度ほど電話をしました。
1度目はエコー1のメッセージが正しく出力されない不具合を解消する為。
メッセージの正誤表が翌日速達で届き(対応が早くて驚いた)、さらに後日交換用CDが送られてきました。不良品が出ちゃったのは由々しき事なんですが、スムースな対応に感心したものです。


2度目はエンディング後のパスワードの使い道。
1か2のどちらかは忘れましたが、ゲームをクリアすると謎のパスワードが出てきたのです。しかし、パスワード入力画面でいくらこれを入力しても反応がない。早速サポートに電話。そこで返ってきた第一声は「サポートチーム内にこのゲームをクリアできる人間がいないため、問題のパスワード出力画面を確認する事ができない」というもの。「おそらく、ローカライズする際に、パスワード生成のルーチンに手を入れたのではないか?」という推測も聞いたのですが、まぁ、問題の解決にはならなかったのでした。


一般的に考えると、この回答は落第以外の何ものでもないですね。しかし、このゲームの厳しさを嫌というほど知っていた私は、この回答にとても満足したのです。
だって、メーカーの人がクリアできないゲームを私は自力でクリアできた、という事を教えてくれたわけですからね。心の中では、鼻高々でした。


社会人になった今は、もうこういったゲームを遊び込むだけの時間の余裕はまず取れません。こういう辛いけど楽しく浸れるゲームに巡り合う事は、これから先にもなかなかないでしょう。

このゲームは私にとって、メガドライブ最後のやりこみゲームであり、学生時代のとても大切な思い出であります。
サンキュー、エコー。


(MBLE)


 長谷川さんのコメント


MBLEさん、プレイして頂いて有難うございます。

「詰まったら寝る」、私も良くやってました。今から思うと昔のゲームはホントに不親切でしたが、でもその分クリアできたときの嬉しさも今以上だったように思います。

セリフのミスですが、あれはゲームのマスターアップまで全く問題なかったのが、工場に納品するディスクを焼く際にあった、ほんのちょっとした手違いが原因だったのです。
発売前に判明したので対策ディスクもすぐに出すことが出来ましたが、あれはあってはならないミスでした。ゴメンナサイ。


エンディングのパスワードの件、真相をお教えしましょう。
実はあのパスワードを解析プログラムに入れると、総プレイ時間やミスの数、パズルを解いた効率の良さなどがかなり詳細に分かるのです。
これで「ゲームを一番上手くクリアできた人コンテスト」が出来るようにと開発元が仕込んでくれたのですが、残念ながら日本ではコンテストの企画が通らず(集計が大変だ、というのが理由です。今みたいにネットで応募、とか出来ませんしね)、あのパスワード画面だけが残ってしまった、という訳なのです。


(解析プログラムはフロッピーに入れてマスターROMと一緒に保管したので、今でもセガのどこかにあるんじゃないかなぁ?)

思い出のゲームにして頂けて、担当者としても嬉しいです。




グラフィックに騙されて(?)、購入した者の一人です。メガCD版(とDC版)を やりました。コンシューマー・ゲームに手を出したばかりの頃で、アクション・ゲーム自体に慣れておらず、御多分に洩れずデバッグ・モードの御世話になりました。

メガCD版の導入部分のメッセージに一部誤植があって(たしか、「ん」が前後の文字と入れ替わってた)興醒めした記憶があるのですが...実際の移植作業も海外で行われてた(文字を打ち込んだ人間が日本語を理解してなかった)のなら、仕方のないことかも知れませんね。長年、引ッ掛かってたものが解けました。

(HLMS)


 長谷川さんのコメント


HLMSさん、プレイして頂いて有難うございます。

そうなんです。決してそれを言い訳にしてはいけないのですが、そういう苦労はありました。

さらに、今は数ギガのデータも数時間で海外からダウンロードできますし、画面数枚程度のチェックなら、開発機材でキャプチャした画像データをメールに添付して送ってもらえればほんの数分で出来てしまいますが、当時は16メガのゲームのダウンロードに一晩かかっていた時代、CDのゲームだと航空便で物理的にディスクを送ってもらわなくてはならず、そのタイムラグも原因の1つでした。

でもやっぱりバグがあってはいけませんよね。ゴメンナサイ。




私のエコーザドルフィンとの出会いは高校生のころでした。当時はメガドライブのゲームの大半をプレイしており、その中でもかなり奇抜なゲームがでたなぁと思いプレイしたことを覚えています。見た目とは裏腹にかなり難しさだったのを記憶しています。それでも独特のクセになるような操作性と海の雰囲気のよさにハマリ、なんとかクリアできたことを覚えています。

エコーザドルフィンをして以来は水族館へいってイルカを見るたびに超音波で会話しているのかなぁ、などと思いを馳せています。
名古屋港水族館ではイルカショーの様子を水中から見る事ができるんですよ。それはまさしくエコーザドルフィンの世界です。是非一度行ってみてください。


ここ最近では家でゲームすることも減ってしまいましたが、またこんな海を扱ったゲームがでたらやってみたいなぁと思います。ダイバーの世界を取り扱ったようなゲームなんか面白そうですね。奇麗な海で癒される、そんなゲームは今の時代にうけそうですね。
それでは今後も面白いゲームを開発していってくださいませ。


(加藤久富)


 長谷川さんのコメント


加藤さん、プレイして頂いて有難うございます。

名古屋港水族館のイルカショー、水中から見られる、というのは面白そうですね。機会があれば行ってみたいです。

丁度エコーがリリースされる頃、八景島シーパラダイスがオープンし、中にセガのアミューズメント施設があった関係で(当時私は友人と「バーチャレーシング」にサルのようにハマっていたのですが、八景島には8台通信の「バーチャフォーミュラ」という特別バージョンがあったのです)、何回かプライベートで行きました。

イルカショーは毎回必ず見ましたし(エコーのプロモーション担当だった竹崎さんと「イルカショーやってる会場の脇でエコーを手売りしたら絶対売れますよね!」とかなり本気で企画を考えてたんですが、残念ながら会社に却下されてしまいました(笑))ショーの後もイルカの水槽の前に行っては、「コッチに来いコッチに来い」と念波を送ってました。通じませんでしたが(笑)

でも、近い将来、私は人間とイルカがコミュニケートできるようになると信じてます。絶対。




リプレイコミック「長谷川さんとエコー・ザ・ドルフィン」

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