#09 瀬川 隆哉

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セガのゲームを作る、あんな人、こんな人。

どんな人が、どんなことを考えて、セガのゲームは生まれるのか?

それぞれのクリエイターが持つ “こだわり” や “発想”、開発中に起きるエピソードなど、普段はなかなか聞けないことを、直接会って聞いてみよう! というこのコーナー。

今回は、PS2でコミカルからリアルに進化した「やきゅつく」シリーズの最新作 『プロ野球チームをつくろう!2』 のディレクター、瀬川 隆哉 氏(スマイルビット)に、本作の魅力を語っていただきました!


瀬川 隆哉 (せがわ・たかや)

(株)スマイルビット 開発部 デザインセクション
「やきゅつく」シリーズ ディレクター

1970年生まれ A型

■主な経歴

1992年、デザイナーとして入社。セガサターン 『完全中継プロ野球 グレイテストナイン』 の立ち上げ後は、「グレナイ」「やきゅつく」「やきゅあそ」シリーズなど野球ゲームのディレクターを務める。

野球を知らない人間が作ってもバレると思って

―― やっぱりセガに入る前から、ゲームとか野球は好きだったんですか?

瀬川■そうですね、ゲームの腕前は、けっこううまい方だと思います。
 最初にハマったのは 『アフターバーナー』 とか 『スペースハリアー』 で、かなり注ぎ込みました。夜の居酒屋で時給500円くらいでバイトしてたんですが、それが土日で全部なくなる。ゲーセンで消えちゃうことが多かったです(笑)。
 でも実は僕、学生の頃って、野球をやってないんですよ。

僕は滋賀県のとある町に育ったんですが、小学校は学年でクラスがひとつしかないし、リトルリーグもない。夕方からみんなでグラブとバットを持って集まって野球をするくらいです。
 中学は水泳部だったし、高校のときは 『アフターバーナー』 に夢中だったし(笑)。

そんな僕がセガに入社して、最初に関わったのがメガドライブの野球ゲームだったんです。でも、これは世に出ることはありませんでした。クオリティの面などで足りない部分があったんですね……。

それで、まず野球のことを知らなくちゃ話にならないと思いまして、研究をするわけです。
 やっぱり野球をあまり知らない人間が野球ゲームをつくったら、それがバレると思うんです。だから、すんごく勉強して……(笑)。そしたら、どんどん野球が好きになってくる。

―― 野球の勉強ですか?

瀬川■野球の勉強という点では、球場にもすごく行ったし、ビデオも見たし、マンガも読んだ(笑)。『ストッパー毒島』 とか好きですね(笑)。
 あとはやっぱり水島新司先生の作品! 『大甲子園』 とか、喜んで読んでましたね。

だからといって、「やきゅつく2」 には 『ストッパー毒島』 のテイストは入っていません(笑)。マンガはマンガなので。今回はPS2ということで、リアルに作りたかったんです。



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