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Vol.61

07.02.08 更新

すべてにおいてボリュームアップ!『BLEACH DS 2nd 黒衣ひらめく鎮魂歌』

2006年1月26日に発売された、DS『BLEACH DS 蒼天に駆ける運命』。「BLEACH」のキャラクターが忠実に再現され、さらに格闘ゲームとしての完成度の高さから人気を博した。その続編、DS『BLEACH DS 2nd 黒衣ひらめく鎮魂歌』が2月15日についに発売となる。今回はDS『BLEACH DS 2nd 黒衣ひらめく鎮魂歌』の開発を担当した株式会社トレジャーの壬生ディレクター、松浦氏、三條氏に話をうかがった。

DS『BLEACH DS 2nd 黒衣ひらめく鎮魂歌』ディレクター

壬生 祐樹(みぶ ゆうき)

2003年プログラマーとして入社。『ASTROBOY 鉄腕アトム アトムハートの秘密』『アドバンスガーディアンヒーローズ』などのタイトルのプログラムを担当。『BLEACH DS 蒼天に駆ける運命』『BLEACH DS 2nd 黒衣ひらめく鎮魂歌』ではディレクター兼プログラマーとして参加。


DS『BLEACH DS 2nd 黒衣ひらめく鎮魂歌』プログラマー

松浦 大人(まつうら ひろと)

2003年プログラマーとして入社。『ASTROBOY 鉄腕アトム アトムハートの秘密』『アドバンスガーディアンヒーローズ』『BLEACH DS 蒼天に駆ける運命』『BLEACH DS 2nd 黒衣ひらめく鎮魂歌』などのタイトルのプログラムを担当。


DS『BLEACH DS 2nd 黒衣ひらめく鎮魂歌』プログラマー

三條 勝博(さんじょう かつひろ)

2003年プログラマーとして入社。『ASTROBOY 鉄腕アトム アトムハートの秘密』『アドバンスガーディアンヒーローズ』『BLEACH DS 蒼天に駆ける運命』『BLEACH DS 2nd 黒衣ひらめく鎮魂歌』などのタイトルのプログラムを担当。


BLEACH DS 2nd 黒衣ひらめく鎮魂歌

ファンアイテムとしてだけでなく、本格的な格闘ゲームとしても遊べるように!

Q

『BLEACH DS 2nd 黒衣ひらめく鎮魂歌』について教えてください。


 

[壬生]
DS『BLEACH DS 2nd 黒衣ひらめく鎮魂歌』は、漫画やアニメで大人気の「BLEACH」のキャラクターたちが戦う2D対戦格闘ゲームです。

今作では、前作『BLEACH DS 蒼天に駆ける運命』のテイストを残しつつ、すべてにおいて超えるボリュームで作ろうというコンセプトで開発しました。まず、プレイヤーが使用できるキャラクターの数は前作の倍近くに増えました。Wi-Fi対戦の機能もアップし、もちろん格闘ゲームとしての様々な要素も追加されています。

▲「BLEACH」のキャラクターを原作のイメージ通りに忠実に再現。使う技や動き、性能など、どれも個性的に仕上がっている。

▲ファンなら思わずニンマリしてしまうような演出も随所に用意。特に「卍解」のシーンは大迫力!



Q

ストーリーモードについて教えてください。


 

[壬生]
DS『BLEACH DS 2nd 黒衣ひらめく鎮魂歌』のストーリーモードは、前作から大きく変わりました。具体的には、前作のように複数のキャラクター毎に個別のストーリーが用意されているのではなく、基本となる一本のストーリーを用意しました。その流れをたどっていくうちに、遊び方によっては様々なサブストーリーも展開。そして、様々なキャラクターが入り混じった、本筋とは異なる話も楽しむことができます。

今作のストーリーは、アニメ「BLEACH」の「尸魂界(ソウル・ソサエティ)」篇の終盤に起きた出来事を題材としています。「尸魂界」を舞台に、黒崎一護や朽木ルキア、井上織姫、護廷十三隊の面々などが登場し、「現世」に帰る前のひと時を過ごします。

どんな内容の物語が展開するのかは、ゲームを購入した方のお楽しみということであえて語らないでおきます。ですが、今作では前作に登場できなかった多くのキャラクターが登場し、ファンの方々にも楽しんでいただけるのではないか……とは思っています。

▲ストーリーモードでは、一護たちが現世に戻るまでの「尸魂界」での出来事が語られる。アニメ、漫画で公開されていない話も展開する。

▲ストーリーは一本道ではなく、プレイヤーが任意に寄り道することができる。サブストーリーでは、様々なキャラクターが登場!



Q

格闘ゲームのシステム部分について教えてください。


 

[壬生]
まず、格闘ゲームに詳しくない方向けに簡単な変更点などを述べますと、前作に登場したキャラクターのなかでユーザーのみなさんが「必殺技が少ない」と思ったであろうキャラには、バッチリと必殺技が追加されています。それ以外のキャラクターについても、必殺技の追加・変更や、通常技の性能の調整などがなされています。

[松浦]
「霊符システム」についてですが、前作ではライトユーザーをターゲットにしていたこともあって、Wi-Fiで匿名のユーザー同士がガチンコで戦う……といった場面より、友達同士で気軽に楽しく遊べるシステムにしました。しかし、思っていた以上にWi-Fiでの対戦で盛り上がっていただけたため、さらに「霊符システム」を対戦時の戦略に組み込めるような内容にしました。

プレイヤーが選択した「フレーム」によってデッキに組める「霊符」の種類や数が制限されるため、攻撃に特化させるか、相手の行動を邪魔するか、それともバランス良くするかといった戦術が重要になります。さらに、新しく「霊珠」という要素も取り入れました。「霊珠」は「フレーム」にはめ込むことでキャラクターに永続的な効果を与えることが可能で、攻撃力や防御力を数%アップさせるなどの強化ができます。「霊符」を多く入れられる「フレーム」を選ぶか、「霊珠」を重視してキャラを強化できる「フレーム」にするか。それにより、プレイヤーによって同じキャラクターであっても様々なバリエーションに派生することが可能になるでしょう。

加えて、相手に投げられた時の対策として「投げぬけ」を入れ、「空中ガード」を常用された時の対策に「空中投げ」を入れる……など、格闘ゲームとしての幅は数倍に増やしています。普段、格闘ゲームをかなりやり込んでいる方でも、本格的に対戦を楽しんでいただけるのではないでしょうか。

もちろん、前作にもあった「ボタンを連打するだけで連続技が繋がる」「画面にタッチするだけで必殺技が発動」といったビギナーの方でも楽しめる要素も搭載しています。

▲進化した「霊符システム」。プレイスタイルに合わせてフレームを選択し、そこに「霊符」を組み込んでいく。

▲「霊符」の効果も細かく調整がなされている。対戦時に理不尽な展開になり難く、それでいて使い方によっては便利に!



Q

使用できるキャラクターについて教えてください。


 

[壬生]
今回は、1GbitのROMカートリッジを採用しましたが、その容量をすべて使い切り、それでも足りずに様々な部分で試行錯誤を繰り返すことになるほど、入れるキャラクターに注力しました。

[松浦]
個人的に思い出のあるキャラクターとしては、「ドン・観音寺」を真っ先に挙げたいですね。今作で初登場となるキャラクターですが、強烈な個性のあるキャラクターに仕上がりました。さらに、千葉繁さんによるボイスも「収録したほとんどの声を使った」と言えるほど力を入れています。ぜひとも一度は使ってみていただきたいキャラクターですね。

苦労したという点では、「更木剣八」と「斑目一角」が挙げられます。「更木剣八」は、前作では身長が原作のイメージよりやや小さかったため、思い切ってより大きくするために、ほとんどのグラフィックを作り直しています。その意味では、ほとんど新キャラクターと言えます。「斑目一角」は、動きの種類が多かったためにグラフィックパターンが増え、予定以上に容量を消費してしまいました。さらにアニメ版では未公開の「卍解」までゲームで再現してしまい、他のキャラクターを圧迫するほど容量を使っています。

それと、前作をやり込んだ方には「藍染惣右介」も使ってみていただきたいです。今回は動きのパターン数をかなり増やしており、いろいろとグラフィックも描き直したり追加したりしています。前作で使っていた方からすると、「まるで別のキャラクター」との印象を受けるかもしれません。

[壬生]
使って欲しいキャラクターは、「松本乱菊」です。原作では斬魄刀「灰猫」はほとんど活躍していませんが、ゲームではかなり特殊な必殺技として再現しています。かなりトリッキーな戦い方ができる個性的なキャラクターに仕上がっていますので、使いこなしていただけると嬉しいですね。


▲前作と比べてキャラクターの数が大幅に増加! 従来のキャラクターにも大きく変わったキャラもいる。新しく追加されたなかには、「乱菊」のようにアニメや漫画では戦っているシーンが少ないキャラも。ファンなら、どんな戦い方をするか注目しながら遊んでも楽しめる!


Q

Wi-Fi対戦について教えてください。


 

[三條]
Wi-Fiによる対戦は、前作ではそれほど余裕のあるスケジュールではなかったため、ワイヤレス通信対戦と同じような内容にしていました。これは、顔見知りの友達同士がお互いの顔が見れる程度の距離で対戦するというのを想定していたため、「全国のプレイヤーと真剣勝負がしたい」という方にはやや不満のある点もあったかも知れません。また、マッチメイク前のルール設定が多岐に渡ったため、「なかなかマッチメイクが成功しない」とのご指摘もいただきました。

今作ではそこを踏まえて、Wi-Fiによる対戦を大幅に強化しています。まず、対戦終了後にもう一度同じ人物と戦える「再戦」ができるようになりました。これによって、戦った相手と実力が近く「ぜひもう一度対戦したい」などと思った時に、簡単にもう一度戦えるようになりました。さらに、互いに気に入って「ライバル」として登録すれば、コードを交換することなく「フレンド・ライバル対戦」を楽しむことができるようになります。

また、全国の見知らぬプレイヤーと対戦できる「日本国内対戦」ですが、マッチメイクの方法を前作での「ルールを設定してからマッチメイクを開始」から、「マッチメイクが完了してからルールを設定」に変更しました。最初に「2人対戦」「4人対戦」のどちらで遊ぶかを決めれば、すぐにマッチメイクが開始されます。今回のWi-Fi対戦は「まずは、プレイヤー同士を繋げることから始めよう」と考えて開発しましたので、より多くの方と対戦する機会を提供できると思います。

友達コードを交換した友達や登録したライバルと対戦する「フレンド・ライバル対戦」は、対戦ロビー形式を採用しました。これによって、対戦の待ち合わせが楽になり、複数の友達を誘ってのWi-Fi対戦も簡単になります。


▲Wi-Fi対戦では、前作と同様に全国のプレイヤーと対戦することができる。対戦も、ルールを変えて行なうことでいつもと違う遊び方が楽しめる。いろいろな相手と、様々な戦い方にチャレンジ!


Q

最後にみなさんからメッセージをお願いします。


 

▲インタビューに答えていただいたトレジャーのスタッフのみなさん。左からディレクターの壬生さん、プログラマーの三条さん、プログラマーの松浦さん。

[開発スタッフ一同]
DS『BLEACH DS 2nd 黒衣ひらめく鎮魂歌』は、「BLEACH」のファンの方でしたら間違いなく楽しんでいただける作品だと思います。それだけでなく、本気で格闘ゲームとしても遊んでいただけるように作りました。さらに、「格闘ゲームはビギナー」という方でも手軽に「BLEACH」ならではの派手なアクションが堪能できますので、格闘ゲームに興味を持って頂けるきっかけになれば幸いです。

「BLEACH」ファン向けのアイテムとしてはもちろん、ゲームとしても本格的に楽しめる一本ですので、ぜひ遊んでいただきたいです。


『BLEACH DS 2nd 黒衣ひらめく鎮魂歌』

2007年 2月15日(木)発売¥4,980(税込¥5,229)